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第1章 検討の背景
佐久市内の公共交通は、長野新幹線、JR小海線、しなの鉄道と、民間事業者による路線バス、 市の補助による廃止代替バス、市による市内巡回バスや過疎地域でのデマンド式乗合タクシーによ り構成されている。また、利用者は限定されるが朝夕のスクールバス、高齢者外出支援サービスや 障害者外出支援サービスなどの事業も実施している。
これらバス等の公共交通機関は、通勤、通学や通院等の市民の「生活の足」となり、日常生活に 必要不可欠な移動手段となっているが、自家用自動車への依存の高まりや少子高齢化の進展に伴い、 民間交通事業者の経営環境の悪化や市の財政負担の増加など、地域公共交通を取り巻く現状は厳し さを増してきている。
このような状況の中、地域医療の核である佐久総合病院の再構築や東信運転免許センターの開設 などのまちづくりと連動した公共交通の確保、さらには、今後本格的な少子高齢社会を迎えるにあ たり、公共交通を取り巻く環境や地域社会の変化に対応して、交通移動手段を持たない市民の生活 の支えとなり、また環境への負荷も小さい地域公共交通を確保・維持していくことは、市の重要な 課題となっている。